講演会でいただいたリーフレットから
リアリズムの絵画とは「絵」を描くというものではない。
それは現実そのものの再創造なのだ。
現実は美化したりデフォルメ出来るものではない。
現実はそのような次元を超えている。
現実の中に全てがあるのだ。
しかし、なにも見えていない。
画家はそこに隠されたその真実を探り出すのだ。
それを縦と横しかない二次元の画面に、
深い奥行きを加えた三次元、
そして、時間を加えた四次元の世界を、
永遠を加えた時空世界を現そうとするものだ。
現実は美的なもの、造形的な世界を超えたところにある。
それは侵し難い世界である。
それが視えなければリアリズムは成り立たない。
とても感銘を受けた一節です。
今私は、
野田氏の言葉の一つ一つが消化しきれていない状態です。
それでも、
漠然と不思議に思っていた事柄や、
いつでも「何故?」と問いかけていた事柄が、
少しだけわかりかけているような気がしています。
『美は真実なり 真実は美なり』 (キーツ・ギリシャの壺のオードより引用)
「真実を追求し、実在の輝きを凝視する」
一生涯こころに留めておきたい言葉です。